※ 屋外撮影時に注意が必要な動植物について ※
以下の注意事項は当ロケエリアに限らず、公園や山や花畑でも共通のものです。健康被害が起きないように、屋外で撮影される場合はその土地や生息している動植物をよく調べてから行うようにしましょう。
スズメバチ
スズメバチの中でも体長5~6センチにもなるオオスズメバチはとても危険です。たとえ一匹だけでも目撃した場合は(大抵は大きな羽音で気が付きます)、即刻その場から避難してください。追い払ったり、攻撃するのは逆効果でとても危険です。すぐに仲間を呼んで大群で襲ってきます。
対策:ロケエリアでは蜂の巣などがないかスタッフが頻繁にチェックしていますが、完全に撃退するのは不可能と思われます。また、常に獲物を探して飛び回っています。見かけたら、とにかく逃げましょう!
毒蛇
マムシ、ヤマカガシは毒を持っています。水辺や湿ったところが大好きで、田んぼや沢などに多く生息しています。ロケエリアでは、奥のほうが危険地帯になります。どちらも夏から秋にかけて活動します。少し涼しくなってくると、枯草などの中に潜んでいることもあります。向こうから襲ってくることはまずありませんが、知らずに近づくと危険です。
対策:水辺にはなるべく近づかないようにすること、枯草などが溜まっている近くにいかないようにしましょう。
マダニ
マダニは体長2,3ミリのクモに似た生物です。草の上にいて、人や動物が近くを通るとすかさず飛び移り、血を吸います。ただ吸うだけならいいのですが、その際に様々な病気を媒介します。春から秋にかけて活動します。
対策:公園や草原ではできるだけ肌の露出を少なくしましょう。ロケエリアでは、草原の中に踏み入らないで、黒いシートの上に立って撮影するようにしましょう。肌が露出したところには、虫よけを塗布しましょう。マダニは一度吸い付いたら離れません。ロケの後は自分の体をよく観察し、マダニがついていたら自分で取ろうとせずにすぐに病院に行ってください。
アブ・蚊
蚊はおなじみですが、ハエの一種であるアブも人に寄ってきて血を吸います。
対策:肌が露出したところには虫よけを塗布してください。もしも噛まれたら、流水で流し、患部を冷やしましょう。
ヒキガエル
ヒキガエルは茶色でイボがある比較的大きな(7センチ以上)カエルです。有毒なので触らないようにしましょう。ヒキガエルに限らずカエルやイモリなどの両性類は皮膚から毒をだすこともあるので、触らないようにしましょう。
ウルシ
ウルシは山や林によく自生している植物です。幹から取った汁は漆塗に使われています。秋になると紅葉して美しいのですが、人によっては近くを通るだけでかぶれることがあります。決して触らないようにしましょう。
アライグマ、タヌキ、イタチ、ノラネコ
都心でもこれらの動物は繁殖しています。ロケエリアの近くでもこれらの動物が活動している痕跡があります。昼間はめったに出てきませんが、もしも見かけたらいくらかわいくても近づかないでください。意外と凶暴ですし、どんな病気を持っているか知れません。
毛虫
毛虫を見て触ろうとする人はまずいないと思いますが、なにげに木に手を掛けたら毛虫がいた、というのはあり得ます。毛虫の毛だけが落ちていて(目には見えません)、それに触っただけでも痛みが数十分続きます。木の上のほうにいた毛虫から毛が落ちてくることもあります。その場では気づかなくても、数時間たってからかゆみや発疹が出てくることもあります。森や林で撮影した後はガムテープなどで衣服から毛を取り除き、ご自身はシャワーで洗い流しましょう。
カラス
もしもカラスが襲ってきたら、そのカラスは子育ての最中かもしれません。刺激しないようにそっと退却しましょう。